妖魔、多くは悪魔と契約し、魔力を操ることで超常の力“**魔法”**を行使する元人間。

契約の代償として肉体そのものが変質しているため、人間には分類されない。

容姿はほとんど人間と変わらず、強いて言うなら紫色の瞳が種族共通の特徴として挙げられる。元が人間なので種族に共通するような性格や特性はない。

古代魔女は女性であり、現在も男女比では女性が多いこともあり、男性を指す場合も魔女と呼ばれている。最近では動物の魔女もいるらしい。

現在は元人間の魔女よりも、魔女の子、ある意味純正の妖魔としての魔女の方が圧倒的に多い。元人間の魔女は古代魔女として扱われている。

魔女同士の交流はある。恨みを買って呪われることを防ぐために、自分が得意とする魔法の名前をとった『○○の魔女』という通り名を使うことが多い。メジャーな魔法であれば通り名が被ることもある。

信頼関係が築けると本名を知ることが出来るが、上記の理由から自分の名前を口外したら呪ってくる魔女もいるため、基本的に魔女のフルネームが明かされることは少ない。

人界を再構成したのは創造の魔女であり、それゆえに今の人界は魔女が能力を発揮しやすい世界になっている。妖魔と人間が共存できるように他の魔女たちも協力しており、今のゆるふわファンタジー世界を維持できているのは魔女の貢献が大きい。

ほとんどの魔女は人界で生活しているため、魔界に住む者は多くない。

魔女になった理由によって、人々の生活を豊かにする者もいれば、人間に害を与える者もいる。

主に古代魔女の中で、魔術師と呼ばれる人間に、人間でも扱えるようスケールダウンした魔法である”**魔術”**を伝授している者が複数いたが、実現装置が登場してからはその数は少なくなってきている。

人界での人々の暮らしをより良くすることを目的とした魔女同盟が組織されており、妖魔退治のために教会とも連携している。そこから配属された魔女は、教会のパートナー制度において、人間でも妖魔でもなく魔女として活動する。