教会が設置されていない地域で妖魔退治を請け負うハンターが所属する組織。そのギルドの実現装置である【ライセンス】を得たハンターであれば、種族問わず加入できる。
妖魔を退治するという目的は教会と同じだが、指針や思想が異なる。一般から見ても、教会は警察や消防、ギルドは害獣駆除業者のようなイメージを持たれている。
実際、ハンターは妖魔退治を主としており、避難指示や民間人の手当等は最小限にとどめていることが多い。
【ライセンス】を含めた実現装置の製造は教会から魔術師御三家の各工房に委託されており、教会から認可されていないギルドに【ライセンス】は流通しない。【ライセンス】無しで妖魔に立ち向かうことは不可能に近いため、教会に認可されずに活動しているギルドは無い。
教会から認可を受けたギルドは、ギルドを束ねるギルド連合に登録される。ギルドごとに管轄が決まっており、原則それを超えて退治することはしない。連合では敵性妖魔についての情報共有が行われ、妖魔の危険度によってはギルド同士で連携して討伐にあたることもある。
教会に比べ、実現装置の想像体のカスタマイズや仕事の内容・ペースなどに自由が利く。ハンターの多くは副業的に退治をしていたり、教会とはそりが合わないタイプである。 ギルドはギルドマスターが経営しているため、教会と違い資金繰りに困ることもある。妖魔退治一本で運営しているものもあれば、住民から頼まれる仕事、妖魔に関するお悩み相談、探偵業や警備などもこなす何でも屋と化しているものもある。
ハンターは基本的にギルドに所属し、そこで討伐依頼の仕事を回してもらったり情報交換したりする。単独で行動する者もいれば2、3人で組んで行動する者もいる。
まれにギルドに所属せず、個人の専属ハンターとして活動する者もいる。
ギルドが受け付ける依頼例
作中に登場するギルド